職人の高齢化に対する解決策として導入を考えておりましたが、言葉の問題や、文化の違いから私たち含め実習生も馴染めるのか不安はありました。ですが、実際に面談や研修センターの関係者からの話を伺うことで少しずつ不安も解消され、受け入れることに決めました。

大工では伝える技術が多く、言語の問題が大きいと感じています。予想よりも言葉の壁が高いと感じました。ですが、積極的にコミュニケーションを取ろうと努力する様子も見受けられ言葉だけに頼らず、意思の疎通が少しずつできるようになりました。

真面目で労働意欲のあり、積極的に業務に取り組んでいる実習生。少しずつですが戦力になってきています。また実習生たちの仕事への真面目な取り組み方は、社員にもいい刺激となっています。それが労働力の向上に繋がり、上棟大工という仕事が新たに受注するようになりました。

職人の高齢化と人材不足が進んでいる事に対しての解消策として実習生の導入を考えました。また、文化や考え方の違う実習生が入ることでの職場環境の活性化や実習生を導入することで国際貢献にも繋がることが受け入れることをきめたきっかけです。

彼らは「家族のために働く」という気持を持っているように感じており、それは「自分のために働く」という傾向の現代の日本人とは大きく違うと感じました。その為、学ぶ姿勢や勤務態度は日本人よりも優れているように感じています。

日本での経験を母国の発展に役立てたという高い意識により、真面目に仕事に取り組む姿勢が見受けられます。実習生たちの勤勉な仕事への取り組みは作業工程の改善に繋がったことで月当たりの工事件数が2割増加しました。